Activity Report (AY2024)

上智大学・SHIMOKITA COLLEGE訪問レポート

Current Student

11月25日(月)、在校生副学長・サミットメンバーは、APUだけにとどまらず、他大学や団体の事例を学ぶ事を目的に、国際性の高さなどAPUとも親和性の高い上智大学、居住型教育施設であるSHIMOKITA COLLEGEを訪問しました。

上智大学での学び

上智大学では、グローバル教育センターと連携して活動する学生団体や、休日に日本人学生と国際学生が一緒に出かける「ランチタイムサロン」など、国際交流に力を入れた取り組みや、言語学習のサポートが充実しており、APUと共通する点が多いと感じました。

しかし、上智大学を訪問し、APUには、素晴らしい活動を行っている学生がたくさんいる反面、「誰が・どこで・どのような活動をしているのか」が分かりづらい事を痛感しました。学生の活動を「可視化」することで、参加者の輪を広げることができるのではないかと感じており、今後改善策を提案したいと考えています。

また、上智大学には、創立記念日に「大学について考える日」があるそうです。APUにも「APUについて考える日」を設け、学生がAPUの現状や未来について議論する機会を作ることができればと感じました。

SHIMOKITA COLLEGEでの発見

SHIMOKITA COLLEGEは、多様性豊かなコミュニティを形成し、対話を積極的に生み出す工夫が印象的であり、必ず人と交流するように設計された生活動線や、対話のルールが明確に定められている点が特徴的でした。また、年齢や立場を超えた「多様性」が自然に存在しており、一人ひとりが「その人」として関わっている姿が魅力的でした。
APUでも、APハウス(初年次に住まう学生寮)における生活を通じて、対話の重要性を実感する学生が多くいます。SHIMOKITA COLLEGEの「対話を生み出す環境」は、APハウスにおいても非常に参考になると感じました。

今後の取り組み

APUは国際学生と国内学生が半々という特別な環境です。しかし、環境に慣れるうちに、その特異な環境を活かしきれなくなっていることに気づきました。今回の訪問を通じて、初心に立ち返り、この環境をもっと有効活用したいという思いが芽生えました。

また今回の訪問を通じて、他大学との公式な交流の重要性を実感しました。APUの学生がキャンパス外に視野を広げる機会を持つことで、新たな発見や・得られる学びがさらに増えると感じました。そして、そこで得た知見をAPUに持ち帰り、「見えにくい活動の可視化」や「対話の場の強化」など、様々な気づきを実現に移す事で、より魅力的なキャンパスになるのではないか、と考えています。

今後も在学生副学長・サミットメンバーが主体的に、「対話」と「行動」を大切にしながら、APUの未来のために議論を進めていきます。