APUでは「知識」「経験」「交流」を学びの基本要素としており、国内外における実践的学習や体験を重視する「アクティブ・ラーニング・プログラム」を展開しています。 その一環として2007年度から1回生を対象とした海外学習入門プログラム「FIRST(Freshman Intercultural Relations Study Trip)」を実施しています。 FIRSTは、学生が6月、11月のクオーター間の休暇を利用し、韓国・香港・台湾においてアジアの文化・社会に直接触れることにより、異文化への気付きを促し、今後4年間のAPUでの学修の方向性を見つけるのが目的です。 2008年6月に韓国・台湾にて実施した春セメスターのFIRSTプログラムでは、4月から事前研修として、現地出身の学生がティーチング・アシスタント(TA)となり、現地語の学習や、調査の準備を始めました。 そしていよいよ6月4日(水)に現地へ出発。現地でのオリエンテーションの他、協力大学である慶熙大学(韓国)、淡江大学(台湾)の学生たちと交流会を行いました。 2日目からはグループごとに指定された地方都市へ移動し、事前研修で決めた調査テーマにそって、フィールドリサーチ、オリエンテーリングを行いました。参加者は引率者やTAに頼ることなく、グループで協力しながら自力で指定都市に移動し、調査活動や宿泊場所探しなどを行うのがルールで、異文化の中で行動力・判断力・責任感を養えるのがこのプログラムの大きな特徴です。無事、目的地に着いた学生は安堵の表情を浮かべつつ、積極的に地元の人に話しかけて調査活動をしました。 帰国後は、異文化体験による互いの気付きを共有する振り返り討議と、現地調査の結果をまとめたプレゼンテーションを事後研修として行いました。 このFIRSTの参加経験を土台に、長期交換留学やフィールド・スタディなど、さらに高度な海外プログラムへとステップアップしていくことが期待されます。
<アクティブ・ラーニングに関心のある学生の皆さんへ>
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